『中山詩文集』>JAMP.
「源為朝の伝説の真実は如何に!」>JAMP.
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六諭衍義-
六兪衍義(りくゆえんぎ)[rikuyuengi] とは琉球王国の高官であった程順則(ていじゅんそく;1663~1734=新井白石などの当時の日本人の著作を中国へ紹介した。)が生涯5回の中国往来のなかで順則44歳のときに進貢正議太夫として朝貢した時、帰国に際して版刻編纂(当時の日本人向けとして書き下ろしたという。)して持ち帰って当時の日本の児童教育などに多大な貢献をもたらした道徳教育書である。
その著は明の太祖洪武帝が国民への訓書として編したものであった、その内容は道徳的に豊かで人が人として守らなければならない教えを6つにまとめて説いたものでいわば今日的にいうと「文科省推薦道徳教科書」の様なものであったという、「衍義」とは解説を意味すると事典に書いてあるので長文の解説が付随しているものと思うがわざわざ図書館で調べることなど私には面倒なことなので省略する。機会あるときにこのブログに付け足してみたいとは考えてはいるのでご期待いただきたい。
その六諭衍義を当時の教育者が寺子屋の教科書として広く用いて日本人の道徳観念の礎を培ったということらしい。
私が幼少期に今は亡き父に教え伝えられたその【六兪衍義(りくゆえんぎ】の内容は
* 父母に考
* 長兄に敬
* 郷に和し
* 子々孫々を訓し
* 各々理を悟り
* 勧善懲悪であるべし
<
であったが、いささか現代的にしすぎている感は否めない。
父は私が覚えやすいようにこの様にしたのか元来こう言う風に口伝されていたのかは今となっては確認の術が無い本来は漢文で
考順父母
尊敬長上
和睦郷里
教訓子孫
各安生理
毋作非為
と書くようである。
ともに意味は
父母に考、
長上に敬、
郷里と和睦し、
子弟を教訓し、
生理に安んじ、
非為作すなかれ
となる。
もっと解りやすく現代語にすれば、
親に感謝して、孝行しなさい。
年配者を尊敬しなさい。
ふるさとを愛し、助け合いなさい。
子供に道を教え導きなさい。
自分の生涯を努力して悟りなさい。
悪いことをせず、善行を当然として生きなさい。
というところでしょうか。
原点となる原典は孔子の論語といわれる。
さすがに中国の歴史は重厚であることを感じさせられる。
ひとつ気になることは父はこれを朱子学と私に教えたことである。
朱子学だと程順則がこの著を日本に伝える以前に伝承されていたことになるのではないだろかと思うがどうであろうか?私はそこまで詳しいことは解らないし知りたいとも思っていないのでご興味のある方は各々お調べください。
とりあえず昨今大切な教えを我々は見失っているように思えてしかたがない。嘆息・・・!
崋山仁愛文
六兪衍義(りくゆえんぎ)[rikuyuengi] とは琉球王国の高官であった程順則(ていじゅんそく;1663~1734=新井白石などの当時の日本人の著作を中国へ紹介した。)が生涯5回の中国往来のなかで順則44歳のときに進貢正議太夫として朝貢した時、帰国に際して版刻編纂(当時の日本人向けとして書き下ろしたという。)して持ち帰って当時の日本の児童教育などに多大な貢献をもたらした道徳教育書である。
その著は明の太祖洪武帝が国民への訓書として編したものであった、その内容は道徳的に豊かで人が人として守らなければならない教えを6つにまとめて説いたものでいわば今日的にいうと「文科省推薦道徳教科書」の様なものであったという、「衍義」とは解説を意味すると事典に書いてあるので長文の解説が付随しているものと思うがわざわざ図書館で調べることなど私には面倒なことなので省略する。機会あるときにこのブログに付け足してみたいとは考えてはいるのでご期待いただきたい。
その六諭衍義を当時の教育者が寺子屋の教科書として広く用いて日本人の道徳観念の礎を培ったということらしい。
私が幼少期に今は亡き父に教え伝えられたその【六兪衍義(りくゆえんぎ】の内容は
* 父母に考
* 長兄に敬
* 郷に和し
* 子々孫々を訓し
* 各々理を悟り
* 勧善懲悪であるべし
<
であったが、いささか現代的にしすぎている感は否めない。
父は私が覚えやすいようにこの様にしたのか元来こう言う風に口伝されていたのかは今となっては確認の術が無い本来は漢文で
考順父母
尊敬長上
和睦郷里
教訓子孫
各安生理
毋作非為
と書くようである。
ともに意味は
父母に考、
長上に敬、
郷里と和睦し、
子弟を教訓し、
生理に安んじ、
非為作すなかれ
となる。
もっと解りやすく現代語にすれば、
親に感謝して、孝行しなさい。
年配者を尊敬しなさい。
ふるさとを愛し、助け合いなさい。
子供に道を教え導きなさい。
自分の生涯を努力して悟りなさい。
悪いことをせず、善行を当然として生きなさい。
というところでしょうか。
原点となる原典は孔子の論語といわれる。
さすがに中国の歴史は重厚であることを感じさせられる。
ひとつ気になることは父はこれを朱子学と私に教えたことである。
朱子学だと程順則がこの著を日本に伝える以前に伝承されていたことになるのではないだろかと思うがどうであろうか?私はそこまで詳しいことは解らないし知りたいとも思っていないのでご興味のある方は各々お調べください。
とりあえず昨今大切な教えを我々は見失っているように思えてしかたがない。嘆息・・・!
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